【2023年度】開発組織がこれから目指すこと
2022年度は開発チームが1名から3名体制になり「チームワーク」を重要視して推進してきました。それから1年経ちチームとして機能するようになってきたのではないでしょうか。
現在は新しいメンバーが二人参画してくれて、開発チームは5名体制でユーティルのサービスを支えている状況です。昨年と事業状況や開発チームの状況が変わっているので、改めて現開発チームで重要にする観点を議論してみました。
- 2021年:1名
- 2022年:3名
- 2023年:5名
仕事をする上で大切にしていること
チームの方針をいきなり上げる前に、開発チームのみんなが仕事をする上で大切にしている観点をブレスト形式で出してみました!
- 表面的なことで判断せずに本質的な問題を探すようにしている
- 開発する内容がどう売上につながるか考えている
- 前提に捉われずに考える
- 喜んでもらえるかどうか(自分の自己満足になってないか)
- 目的と手段が逆転していないか
- などなど
一貫していいモノを作るためにどうするかを考えて仕事に取り組むようにしているようでした。
エンジニアのエゴで作るのではなく、本当に必要とされていることは何か考えるのは大事な観点ですね。
昨年からの体制と仕事の取り組みの変化
昨年(2022年)は3名体制だったので、担当サービス以外もフォローし合わないとサービスを支えきれなかったので開発チーム全員でサービスを支えるという考えで立ち回ってきました。
その体制では他サービスもカバーしている分スピードが出づらく、事業部門に入り込んで仕事を進める余力を作れないことが課題でした。そこで事業部門のマーケティング部と営業部に入り込んで一緒に推進できるように5名体制になったタイミングで開発チームを内部的に2チーム体制にする変更を行っています。
昨年の開発内容は細かい開発や事業部門から上がってきた要望に対応する形式が多かったですが、2023年6月からは開発チーム起点で事業部の目標達成向けた取り組みを走らせる計画を立てています。
開発組織が事業へ与えられる影響力を高められるように開発の取り組み自体も変化させて行っています。
今の開発組織で重要視すること
開発組織として、事業成長を技術を使って加速させたいと考えています。その為には他部署の業務や事業を理解して連携することが不可欠です。スピード感持って進めていくためにはひとりひとりが主体的に他部署と連携して課題発見・解決策の提案をしなければいけません。
各自が主体的に他部署に対して働きかけつつ、各部の状況や取り組み内容を開発チーム内で展開することで事業への貢献と開発組織のレベルアップを目指しています。
どうやって実現していくか
漠然と「みんなで頑張って目指していくぞ!」だけでは実現しないので具体的な取り組みが必要になってきます。誰がどこの部署のどの課題に対して取り組んでいくか明確に定めて、その内容を評価目標に組み込むことで個々人が何を追うかを具体的にしています。
例)
- 営業部の商談準備工数の20%削減
- コンテンツ制作コスト20%削減
それだけだと各自の力量によって進捗の開きが出てしまうので、他の部署との連携を行う際は開発チーム内でどういうふうに進めるか相談して、課題が大きい場合は他のメンバーもサポートに入りチームで実現させていくことを考えています。
他部署の課題解決だけではなく、開発組織自体の成長を実現するために毎週開発勉強会を実施しています。これは、「担当サービスで共有していた方がいいこと」「どういう思想でアーキテクチャ設計したのか」などを共有することで社内システムの理解の向上と技術的知見を高めることが狙いです。
それだけではなく、ハッカソンのような形で今の業務に固定せずに「業務改善」をテーマに自由に開発する時間を設けています。こうすることで新しい技術の習得や今までは生まれなかった発想で業務改善が行われることを期待しています。
「AIを使ってこの業務改善できるかもしれない」と思っていても中々検証ができず、「かもしれない」で止まっている状態と一度簡単にでも検証してどの程度使えるか触っている状態では全然違うので、技術的解決手段を広げて開発組織としての武器を増やしていきたいと考えています。
最後に
1年前は3名体制でサービスを支えるので必死だった状態でしたが、この1年間で開発組織は成長して次のステップに進み始めることができました。
まだまだ組織として始まったばかりなので、事業成長になくてはならない組織にしていくためにもどんどん変化させて成長させていきたいと思います。
こんな開発組織に興味を持ってくれた方がいらっしゃいましたら気軽にお声掛けください!