ユーティル式スクラムとスプリントプランニング
ブログに足をお運びいただきありがとうございます🙇♀️
ユーティルの開発体制は、昨年までは個人による開発がメインとなっており、チームでの開発の取り組みは今年になり始まったところです。
組織ごとに何らかの開発手法を取り入れていることと思いますが、弊社ではスクラムを漸次的に取り入れています。
今回は毎週水曜日のスプリントプランニングの内容や様子について、少しお届けしたいと思います!
目次
スクラム導入の目的
厳密なスクラムの手順や形式をすべて取り入れるのではなく、下記の目的を持って必要な取り組みを実践するようにしています。
- 日単位での作業内容の把握と進捗管理
- 週単位の作業の振り返り
スクラムを運用する中で取り入れているもの
- スプリントプランニング
- Google Meetで毎週水曜日に1時間程度実施
- バックログの作成
- スプリントレビュー
- スプリントプランニングのタイミングで同時に実施
- 1週間の取り組みを振り返る
- バックログ(カンバン/チケット管理)
- 開発依頼はNotionに集約して管理
- デイリースクラム
- Slackのハドルミーティングで毎日10分程度実施
- バックログに議事録を記録
スプリントプランニング
流れと内容
毎週12:00から1時間程度、Google Meetで実施しています。
リソースモニタリング
AWSのCloudWatchを利用してリソース使用状況などチームで確認し、気になる動きがあれば調査や対応を検討します。
スプリントレビュー
前スプリントの振り返りには、KPT(Keep・Problem・Try)を利用しています。
個々人で振り返る時間を取り、発表共有します。
メリット
- 良かったことや課題を、自身のこととして一人一人振り返ることができる
- 課題を早期発見できる
- 全員で課題に対して意見交換ができる
- 全員が次に何をすべきか明確になる
開発の課題や、他部署の業務改善の必要性まで、メンバーが抱えている問題をチーム全体で共有できることに、振り返りの良さを感じています。
開発要望の確認
開発要望を投稿できるようGoogleフォームを設置しており、投稿内容はNotionに連携して管理するようにしています。
投稿内容を確認し、それぞれの対応優先度や次に必要なアクションを検討し、次スプリントの対応に含めるかどうかを決めます。
検討状況、内容については共有URLにて社内メンバー全員が見られる状態にしています。
また、投稿内容への回答や次スプリントでの対応を決定したタスクについて他部署メンバーへの共有をするため、定期的な開発からのお知らせ投稿をSlack上で実施しています。
バックログの作成
次スプリントで着手する内容をチケット化してバックログに追加します。
各メンバーのキャパシティや作業量が適切か確認します。
また、メンバー間で実装のコンフリクトが起きないように、お互いの作業範囲と順序を確認します。
スプリント目標設定
プロジェクト毎に目標を立てています。
目標を設定して次スプリントの開始となります。
スプリントプランニングをやってみて
スプリントプランニングを始めてみて、個人的に感じたメリットは以下です。
- コミュニケーションが増えた
プロジェクトに関するコミュニケーションが活発になり、自身や各メンバーが対応するタスクについての理解も深まります。
- 定期的な振り返りができる
- 他部署との開発要望やり取りのフロー
- ログ調査の整備
自身の仕事を振り返る時間を持つことは大切だと感じます。またその内容をチームに共有することで、相互理解や意見交換、次に取るべきアクションの設定まで行えます。実際に、
など振り返り内容から整備を進めました。
- 短い期間で目標設定ができる
事業フェーズとしてスピード感が求められる開発もあります。スプリント単位で対応範囲を明確に計画を立てることで、優先度の高いタスクが発生したときも次スプリントから柔軟に対応することができます。
デイリースクラム
流れと内容
毎日11:00から10分程度、Slackのハドルミーティングで実施しています。内容はバックログの議事録スペースに記入します。
前日の成果
作業進捗の報告や、必要であれば実施したMTGの内容を簡易共有します。
本日の作業内容
バックログタスクの中から何を対応するか共有します。
課題や共有点
前日の作業で発生した課題があれば報告します。
また、勤務時間に関してなどチームに共有しておくことがあれば伝えておきます。
デイリースクラムをやってみて
デイリースクラムを始めてみて、個人的に感じたメリットは以下です。
- 各メンバーやプロジェクトの動きが日々把握できる
今は各メンバーが異なるサービスの開発に携わっていることも多い状態ですが、日々の共有があることでどういう状況なのか相互に理解しやすくなります。
- 日々のプチ振り返りになる
前日の作業計画に対して、実際の成果がどうだったのか、できなかった場合はどういう理由があったのかを、こまめに振り返ることができます。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
ユーティルではエンジニア組織を一緒に作ってくれる仲間を探しています!
ご興味をお持ちいただけましたらぜひ、開発部一同お待ちしております。