エンジニアチームの課題を洗い出す!課題検討会

CTOの横道です!2022年6月にユーティルに入社したばかりですが、開発組織づくりやプロダクト開発で目まぐるしく過ごしています。
会社全体も開発チームも課題が山積みな状態ですが、今回は開発組織づくりをする中で課題をどう解決しているか紹介したいと思います!

開発組織の現状

2021年の開発組織の状態

2021年の開発組織は正社員のエンジニア1名しかおらず、とても組織と呼べる状況ではありませんでした。
業務委託エンジニア4名程度にお手伝い頂き必要に応じてサポートは受けられる状態でしたが、目の前のタスクをこなすので手一杯で組織課題に対して目を向けて施策を打てる状態ではありませんでした。

2022年の開発組織の状態

今年は私と新たにテックリードが入社して正社員のエンジニアが3名に増えました!
  • 左:村西 / Webエンジニア
  • 中:横道 / CTO
  • 右:杉山 / テックリード
 
開発リソースが増えてプロダクト開発のスピードがこれまでとは比べ物にならないくらい早くなったと思います。
しかしながら、これまでは 1人でほぼ全てのことが完結していていたためチームで動くために必要なルールや仕組みが整っておらず連携面で困ったり、ナレッジが偏っていることで 3人いるのに 1人しか対応できないといった事態が発生していました。
 

開発課題検討会

一人で課題を整理して進めていると、チームメンバーそれぞれが考えている課題感とズレが発生してしまい、本来不満が溜まったりコミットメントに影響がでてしまう恐れがあります。
結果、想像以上の効果が出ないことも。チームとして取り組むために「開発課題検討会」という課題感をすり合わせる意味も込めて開発メンバー全員で課題の洗い出しを実施することにしました。

課題検討会の流れ

課題の洗い出しは miro を利用して以下の流れで実施しました。
 
  1. 開発をする中で課題に感じていることを思いつく限り付箋紙に書き出す
  1. 重要だと感じる課題に対して一人二票投票する
  1. 票が集まった課題に対して担当者とネクストアクションと期日を決める
 
 
 
このように課題の洗い出しを一緒に行うことで、チーム課題を自分ごととして捉えてくれやすくなり、優先度も一緒に付けるため納得感が生まれてきます。
他の人のタスクも見える化されている状態なので、誰かが開発環境を整備するなどの改善活動をしてくれているのを知らなくて不満がたまり続けるという事態を避けられます。

実施タスク(一部抜粋)

今回決まったタスクを一部紹介します。

幹事シリーズの解剖

Web幹事やシステム幹事などを幹事シリーズと呼んでいますが、問い合わせ数を上げるためのCRO施策を実施する場合は、サービスの数だけ改修しなければいけない状態になっています。
幹事シリーズが増える予定もあるため、この状態のままでは開発工数が増え続けてしまうので、マイクロサービスとして切り出せる機能は切り出しておいたほうが良いと話になりました。
マイクロサービス化するにあたり、現行のサービスがどうなっているか明確にしないと実施できないので、主要機能を中心に流入経路や仕様を明確にするタスクを実施することになりました。
 
流入経路をわかりやすく図にして共有
流入経路をわかりやすく図にして共有
 

2022年の開発組織の進化と今後の課題

2022年8月までにやったこと

2022年度は個人からチームへ変化することを掲げて課題に取り組んでいて、Git運用フローの整備やスクラム運用などチームとして動く上で重要な連携面を中心に強化しています。
各自が抱えている開発タスクの見える化が進み、急な依頼に対しても余裕がある人がカバーし合える状態になってきたのでチームと呼べるようになってきました。

今後解決していきたい

2023年はプロダクト開発を加速させるために人数を2倍以上にすることを計画しています。
2022年度は個人からチームへ変化することを掲げて課題に取り組んでいますが、現状のまま人数が増えていくとやりづらい部分や効率が下がってしまう部分があるので、そこに向けて課題に取り組んでいこうと考えています。
人数が増えていっても開発組織全員で課題に取り組む動きは継続していきますので、一緒に組織を作ってくれる方を募集しています!