ユーティル ポータルサイト

CTOの横道です!
ユーティルでは Web幹事を中心とする幹事シリーズを事業として展開していますが、一般的なユーザにはお問い合わせを行うシステムしか見えないため、採用の候補者様からどういったシステムや開発があるか質問されます。
幹事シリーズを支えるシステムは大きく分けて3つあり
 
  1. Web幹事を始めとするCMSとお問い合わせを担う「幹事窓口」
  1. SFA / CRMを担う「Salesforce」
  1. 制作会社にお客様を紹介する「ポータルサイト」
 
この中で幹事窓口以外は一般ユーザ向けではないので、どういったシステムか外部から見ることができません。
この記事ではその中でポータルサイトがどういったシステムなのかと、今後の展開をお伝えできればと思います!

ポータルサイトを作った経緯

Web幹事では制作会社に対してお客様を紹介するといったサービスを行っています。
お客様紹介を管理する機能として、サービス構築当初は Salesforce に搭載されている Salesforce Customer Community 機能という、パートナー企業に対してデータ連携ができる機能を利用してお客様のご紹介を行っておりました。
Web幹事が成長していくと次第に後述する問題が発生し始めました。

ユーザ単位でライセンスの発行が必要

幹事シリーズでは多くの制作会社と紹介契約を結んでいますが、その社数分ライセンスの発行が必要でした。1社の中で複数の担当者が居る場合でも費用面を考えて1社に1ユーザまでしか発行できていませんでした。
幹事シリーズは横展開する計画があるため、更にライセンスを発行する必要が出てくるためコストを抑える打ち手が必要でした。

Salesforce の制約

お客様を制作会社に紹介する機能を搭載していましたが、より良いマッチングを目指す中で機能開発を考えていました。その機能開発を行う中で Salesforce にあるシステムでは SOQL や APEX など独自言語の習得やデータ処理量制限などの制約があり、機能開発に支障が出る恐れがありました。
幹事シリーズが横展開するとより複雑な要件になっていくと予想されるので、スクラッチで開発し置き換えることで拡張性をもたせることにしました。

ポータルサイトでできること

ポータルサイト
ポータルサイト
お客様を制作会社に紹介するために運用されています。
現状の機能は少ないですが主な機能は以下の内容になります。
  • お客様のご紹介
  • ユーティルからのお知らせ通知
  • ユーティル運営との連絡
  • ご利用金額の確認
リプレイス前の機能でもお客様のご紹介はできていましたが、お客様情報を見やすくしたり、幹事サービスを利用するときに迷わず利用できるようにとUI改善を重ねて、制作会社が使いやすいシステムを目指して改修しています。

今後の計画

幹事シリーズではお客様にマッチする制作会社を紹介することが提供価値なので、そこを強めるためにお客様と制作会社のマッチング精度向上を進めていこうと考えています。
お客様に合う制作会社を見つけられるように制作会社データベースを拡張していき、制作会社目線でもどういったお客様のご要望が来ているかがわかりやすくすることでマッチング率は高まるはずなので、データの活用が重要になってきます。
更には、「ポータルサイト」と言う名前にしている理由にも繋がりますが、ユーティルが提供するサービスのポータルサイト的な位置づけとして制作会社だけではなく幹事シリーズをご利用してくださるお客様も利用できるシステムに改修を重ねていく計画をしています。

最後に

このポータルサイトを通して制作会社やお客様に提供できる価値を増やしていければと考えています。そのためにできることは山程あるのでこれからが楽しみなシステムになっています。
お客様や制作会社に対して直接フィードバックを貰い、リアルな声を聞きながらプロダクト開発ができるので、興味を持ってくれた方は一度カジュアル面談でお話を聞いてみてくれれば幸いです!